こんにちは、すてるとんです。
事前登録していたスマホゲームはいくつかあるのですが、そのうちの1つがついに早期アクセスという形で配信されました。
それが本記事の「ディアブロ イモータル」。
どうやらシリーズ化されている作品のようですが、申し訳ないことに私は今回初めて「ディアブロ」を体験しました。
ダークソウルシリーズのようなダークファンタジーの世界観が好きなので、今回のディアブロには実は密かに期待していたのです。
ゆるいゲームや美少女ゲームも好きですが、ファミコンやスーファミ世代で鬼畜な難易度のゲームを体験してきた私としては、楽ではないけど難しすぎない難易度のゲームを求める傾向があります。
そこで期待したのが今回の「ディアブロ イモータル」でした。
今回はどうやらクローズドβテストのようですが、そこで進めてみた感想を紹介していこうと思います。
正直、始める前は「よくあるスマホゲーになるんじゃないの?」と思っていましたが、良い意味で期待を裏切ってくれました!
いつもどおり、プレイしてみて良かった点・悪かった点を紹介しつつ、どんな人に向いているのかを語っていきます。
ディアブロ イモータルとはどんなゲームなのか
ディアブロ(Diablo)は、アメリカのBlizzard Northで開発され、Blizzard Entertainment社から1996年12月31日に発売されたMicrosoft WindowsおよびMachintosh用アクションRPG(ハックアンドスラッシュ)である(Wikipediaより)。
ディアブロシリーズは今作の「イモータル」までに3作が世に出ており、現在開発中の家庭用ゲーム機用の「ディアブロⅣ」まで加えれば、計5作が知られています。
アクションRPGだが難易度は丁度いい
ゲーム性はアクションRPGとのことで、アクション要素の強いゲーム性です。
過去作をプレイしたことはないため、本作が過去作と時系列で繋がっているのか、それとも独立した世界観なのかはわかりません。
ゲームの世界はネクロマンサーや魔王、邪教のようなものが跋扈するダークファンタジーな世界で、主人公は魔物に襲われた大陸に派遣された傭兵のような存在です。
過去作もアクションRPGの要素が強かったためか、今作もアクション要素が随所にあり、基本的に放置プレイはなく自ら操作して進めていく主体性が必要なゲームです。
画面はダークファンタジーの雰囲気が出ている暗めの雰囲気で、ホラーテイストも感じるので人によっては苦手かもしれません。
ハックアンドスラッシュ(ハクスラ)要素の強いゲームで、モンスターを狩ることで強い装備を手に入れ、主人公を強化することでステージをクリアしていくことになります。
ハクスラというと敵が強くて死にながら進めていくところを想像しましたが、今回のディアブロでは「注意して位置取りすれば死なない」くらいの難易度です。
アクションRPGではありますが、ダークソウルのように「一撃でも受けたら死ぬ」ようなシビアなゲームではないため、アクションゲームが苦手な方でも十分楽しめるでしょう。
初期で選べるのは6つのクラス
ディアブロでは初期に6つのクラスから戦闘スタイルを選べて、性別も男女好きな方を選べます。
顔タイプは3種類で、細かいキャラメイクはありませんでした。
そもそもスマホでは画面が小さいので、キャラの細部まで見ることは難しく、ズーム機能もないのでそれほど気にする必要もないでしょう。
ちなみに選べるクラスは次の6つです。
初期で選べるクラス
- バーバリアン
- ウィザード
- デーモン・ハンター
- モンク
- クルセイダー
- ネクロマンサー
この中から好きなキャラを選んで、ストーリーを進めることになります。
ですが安心してほしいのは、同じアカウント内で最大5キャラまでキャラメイクできるので、最初にキャラメイクしても別のキャラで他のクラスとして遊ぶこともできます。
無課金でもアカウント内で5キャラも枠があるというのはかなり豪華だと感じました。
普通のアプリゲーでは1枠か2枠が一般的で、それ以上になると別アカウントを作るか、課金で枠を買わないと増やせませんからね。
ディアブロの制作陣の本気度を見せられた気がします。
6つのクラスを写真で紹介すると次の通りです。
バーバリアン
ウィザード
デーモン・ハンター
モンク
クルセイダー
ネクロマンサー
それぞれ画面の右側に、簡単ですが近接系か遠距離系か、物理か魔術か書かれているので、戦闘方法がイメージしやすいですね。
私はMMORPGやアクションRPGでキャラメイクするときは、最初は必ず盾キャラかヒーラーと決めているので、今回クルセイダーを選びました。
プレイしやすいゲーム画面
ディアブロを始めて第一に感じたのが、画質が非常にきれいなことです。
自分のキャラもそうですが、敵キャラやムービーまで「スマホアプリでよくここまで実写に近い映像を作ったな」と思えます。
ステージも細かいところまで精細に再現されているだけでなく、オブジェクトを殴ると細かな破片が飛んだりもして、物理演算もしっかりしているようです。
画面は常にキャラの斜め後方で上からの俯瞰視点で動かせませんが、そのおかげか処理速度はそれほど必要ないのでしょう。
精細な画面に見合わず、処理落ちが少なく、ラグもほとんどありませんでした。
スキルは全部で5種類あり、チャージ系のスキルやスタン系のスキル、遠距離投擲系スキル、そして奥義スキルがボタン1つで発動できます。
右上には回復用のポーションもあり、使ってもMOBを倒せば勝手にチャージしていくので、回復不足で困ることはありませんでした。
アクションRPGではあるのですが、仮想マウスパッドでもなんの問題もなく楽しめる内容ですし、アクションが苦手でもボタン1つでスキルも発動できてユーザーに配慮したUI設計ですね。
ディアブロの良い点・悪い点
ディアブロについて良かった点と悪かった点を、実際プレイしていて感じたことからまとめていきます。
本作「ディアブロ イモータル」が正式リリースされたときには、ぜひプレイするかどうかの参考にしてください。
ディアブロイモータルの良い点
ディアブロイモータルについて良かった点は個人的にかなり多いですが、その中でも特に良かったと思うところを紹介します。
最近のスマホゲームに辟易している人にはぜひプレイしてほしいゲームです。
ディアブロの良い点
- スマホRPGでありながら放置要素がない
- アクションの難易度がほどほどで誰でも楽しめる
- 戦闘がシームレスに行われるのでストレスが少ない
- マップ移動のロード時間が比較的短い
- キャラ枠が多いので楽しみ方が選べる
スマホRPGでありながら放置要素がない
最近のスマホゲームにありがちなのが、放置の時間に応じて経験値やお金などがもらえるシステムです。
常にスマホをいじるわけではないことから、そのシステム自体は否定しませんが、放置して強くなるスマホゲームは世の中に溢れかえっています。
放置要素で強くなる部分がディアブロにはないため、強くなりたいならひたすら戦い続けるしかありません。
元々ハクスラ要素もあるため、こうしたゲーム性にしなければ楽しめませんからね。
放置系のスマホゲームではなく、スマホでもしっかりアクションRPGが楽しめる点はとても良いゲームだと思います。
アクション難易度がほどほどで誰でも楽しめる
ディアブロはダークソウルやモンハンのように、シビアなアクション要素は少なめです。
むしろ大勢の敵に囲まれながらも、「どうすれば最も効率よく敵を倒せるか」を考えながらプレイするゲームだと思います。
いわばパソコンでMMORPGをやるときに、最大効率でダンジョン周回をするなら何が最適解になるのか、と考える時に似ています。
悠長に考えていれば敵にやられてしまいますが、どう動かせば敵を効率よく倒して次に進めるか考えることが多いので、アクション要素が苦手な方でも楽しめると思いました。
私の場合はクルセイダーという防御能力に優れたタイプだったことも、関係しているかもしれませんが…。
戦闘がシームレスに行われるのでストレスが少ない
ディアブロはマップ内を移動していると勝手に敵が発生し、大量に襲ってくるためロード時間はありませんでした。
シームレスに戦闘できるため、敵を見つけてすぐ倒し、次の場所へとそのまま移動という具合に余計なところで足止めを食らうことがないのが良いです。
ハクスラ要素があるためかアイテムドロップ率も高く、戦闘で数十匹を相手に戦った後はドロップを拾う作業が楽しみになります。
注意したいのは目的地までのオートラン機能を作動中は戦闘行為をしてくれないので、どこかで引っかかって敵に襲われても無抵抗にやられる可能性がある点です。
あまりオートランを多用するゲームではなさそうです。
マップ移動のロード時間が比較的短い
ディアブロではマップ間をポータルで移動するのですが、ロード時間は比較的短く感じました。
ゲームによっては20秒くらい掛かることもザラですが、ディアブロをやっている限りでストレスに感じるほど長いロードはありませんでした。
また一度マップに入ればロードすることはほとんどないので、ロード画面でのイライラはかなり少ないゲームだと思います。
私の場合はWi-Fi環境でしたが、おそらく4G環境でもそれほど違わないのではないでしょうか。
キャラ枠が多いので楽しみ方が選べる
ディアブロはキャラ枠が最初から5枠あるため、自分の好きな戦闘スタイルを選べる点も良いですね。
1アカウントで1キャラだと育成方針を間違えたり、好きな戦闘スタイルでなかったり、不遇職であったりと後々で困ることもあります。
5キャラ分の枠があれば自由にキャラを選べて、ユーザーも長く続けられる要素になるでしょう。
ディアブロイモータルの悪い点
一方でディアブロの悪い点、イマイチな点は何なのかみていきましょう。
ディアブロには個人的に次の悪い点がありました。
ディアブロの悪い点
- ゲームデータが重い
- ムービーに字幕がないところがある
- スマホによっては本体が発熱しやすい
- 放置要素がない分しっかり時間を取ってプレイする必要がある
ゲームデータが重い
ディアブロのゲームデータですが、全部ダウンロードするとなんと驚異の6.5GBというとんでもない大容量です。
ダウンロードだけでもかなりの時間がかかるので、Wi-Fiでダウンロードすることをおすすめします。
ただ、6.5GBといっても実際には一度にダウンロードする必要はないようで、マップごとにデータをダウンロードすることで通信量を抑えています。
そのため一回あたりの通信量は大きいわけではなく、通信制限を気にする人も遊びやすいのではないでしょうか。
ムービーに字幕がないところがある
ディアブロのストーリーを楽しむうえで、ムービーも重要だと思うのですが、全編英語で日本語字幕のないムービーもあります。
そのためムービー中に何を話しているのかわからず、雰囲気で理解しなければなりませんでした。
せっかく日本向けにリリースするなら、その部分は改善してほしいポイントですね。
それ以外のストーリーでは日本語のおかしいところはないようなので、そこだけは改善が必要だと思います。
スマホによっては本体が発熱しやすい
これは私の機種のスペックでもあるのですが、継続してプレイしていると本体が熱くなり、動作が悪くなります。
特にモンスターが複数現れると処理に負荷が掛かるのか熱くなりやすいです。
最近のスマホやハイエンドモデルのスマホなら軽減されるかと思いますが、プレイするなら本体を冷却する対策をしたほうが良いです。
私の場合は保冷剤やアイスノンを使って冷却しつつ、ゲームをプレイしています。
放置要素がない分しっかり時間を取ってプレイする必要がある
ディアブロの良い点でもあるのですが、放置要素がなくアクション性が高いがために、放置して強くなるタイプのゲームでない点は人によってはイマイチに感じるでしょう。
プレイするには1時間や2時間まとまった時間をとってプレイしたほうが、じっくりと楽しめるゲームだと思います。
そのため、スキマ時間にちょっとだけやるという楽しみ方には向かないため、その点は理解してプレイしてください。
ディアブロイモータルが向いている人
ここまでディアブロイモータルを解説したので、どのような人に向いているのかについても紹介します。
ディアブロイモータルは次の人に向いています。
ディアブロイモータルの向いている人
- ハクスラ要素のあるRPGが好きな人
- ダークファンタジーが好きな人
- ディアブロシリーズが好きな人
- 最近のスマホゲームに飽きている人
ディアブロイモータルはスマホゲームでは珍しいハクスラ要素の強いアクションRPGです。
ネトゲのMMORPGを経験した方なら共感できると思いますが、欲しい装備が出るまで1つのダンジョンや狩場をひたすら回ることになります。
そうした単調な作業になりがちな部分も楽しめる人なら、ディアブロは楽しめるでしょう。
またディアブロイモータルはダークファンタジーで、見た目が武器な敵やナメクジのような敵も出ます。
そうしたモンスターに耐性があって、闘うことにも忌避感のない人は楽しめそうです。
もちろんディアブロシリーズが元々好きな人にもおすすめです。
登場するクラスは過去作のものとほぼ同じで、ネクロマンサーが新しいクラスなので過去作のように楽しめるでしょう。
そして最後に、最近のスマホゲーム市場が飽和してしまっていて、目新しさがないと感じている人もやってみてください。
放置ゲームには飽き飽きしている、ガチャなどの運ゲーばかりでストレス、RPGなのにほとんど放置でやることがないと不満な人は、ディアブロイモータルをやってほしいです。
さいごに
今回は早期アクセスが可能になった「ディアブロイモータル」についてレビューさせてもらいました。
先日レビューした「グランサガ」もスマホゲームとしてはかなり印象的でしたが、今回のディアブロイモータルはゲームとして完成されていると感動しました。
フル3Dという形ではなく、俯瞰視点で見ながらマップ内を自由に動けるためダウンロードや処理に負荷も掛からず、2年以上経過したスマホでも十分遊べるレベルでした。
現在の進化したスマホやタブレットならもっと快適に遊べるだろうと思います。
私は最近スマホゲームがありきたりで、課金とガチャで無理やり収益をあげようとしているのが嫌でした。
ディアブロイモータルはまだクローズドβテストの段階なので課金要素はわかりませんが、無課金・微課金でも楽しめるようなライトユーザーにも配慮したゲームになると良いと思います。
ハクスラ要素のあるディアブロイモータルはまさにそういうゲームになると期待できるので、正式リリースの日が楽しみです!
せっかく今回はクローズドβテストでプレイできるので、思う存分楽しんでいきます!