こんにちは、すてるとんです。
ここ数日間忙しくてあまりゲームをする時間を持てず、久しぶりの更新になってしまいました…。
今回のタイトルでもある「ラピスリライツ~この世界のアイドルは魔法が使える~」(以下、ラピライ)もダウンロードこそしたものの、なかなかプレイする時間を取れていませんでした。
ようやくひと段落しそうなので、レビュー記事を書いていきます。
私は見たことがないのですが、ラピライはアニメでも放映されて人気がありました。
魔法のある世界で女の子たちがライブを行い、人々の感情を集めて魔獣を倒す、魔法少女×アイドルの世界観です。
ゲームをプレイしての知識なので、アニメからのファンの人には「ニワカが…」と怒られてしまいそうですね。
今回はそんな新作アプリゲーム「ラピライ」をプレイした感想をまとめたので、よろしければ最後まで読んでいってください!
ラピスリライツとは
ラピライは「ラピスリライツ~この世界のアイドルは魔法が使える~」が正式名称で、「KLab Games」と「KADOKAWA」がタッグを組んだメディアミックスプロジェクトが始まりです。
テレビアニメは2020年7月から放送され、アプリである今作は2021年12月14日にリリースされました。
ラピライはメディアごとにパラレルワールドという設定が公式なようで、アニメ版・コミカライズ版・ノベル版・アプリ版でそれぞれ展開が異なるそうです。
媒体が異なってもユニットは同じらしく「LiGHTs(ライツ)」「Ⅳ KLORE(フォークロア)」「この花は乙女」「シュガーポケッツ」「Sadistic★Candy(サディスティックキャンディー)」「supernova(スーパーノヴァ)」がいるようです。
アプリ版でもこの6組はいましたし、ガチャで召喚することもできました。
世界観
この世界には魔獣と呼ばれる人類の敵がよく現れるため、魔獣と対抗するために魔女と呼ばれる魔法を使う少女たちがいます。
魔女は「オルケストラ」と呼ばれるステージでライブをすることで、人々のプラス感情を集めて魔法を強め、魔獣を封印しています。
そんな魔女たちが集まるフローラ女学院に、突然現代から飛ばされたのが主人公であるプレイヤーです。
プレイヤーは魔女の力を高める力を持っている珍しい存在「来訪者(フォーリナー)」として、魔女たちと協力して魔獣を封印していくストーリーとなっています。
ストーリーは最初に出会う「LiGHTs」の面々との交流から始まります。
ストーリーとしては問題児ばかりのクラスの魔女たちの成長譚という王道のストーリーです。
魔女それぞれに色々と抱えているものがあり、それが徐々に明らかになりつつ、魔女としても精神面も成長していく、という感じでしょうか。
魔獣の封印という暗くなりそうなコンセプトですが、アイドル活動がメインなので基本的に序盤からの鬱展開はなさそうでした。
魔法少女というと、どうしても序盤で死人が出るんじゃないかと不安になりますからね…。
ゲームはターン制の選択バトル
ゲームシステムについてですが、わかりやすいターン制の選択バトルです。
5人のパーティを編成し、攻撃するキャラクターを選択、上手く属性と攻撃タイプを合わせることで大ダメージを狙います。
また攻撃タイプによってMPが上昇し、MPを消費することで必殺技が発動します。
必殺技にはシンプルな単体攻撃、範囲攻撃、バフ・デバフ、回復など色々あり、出撃前にどの必殺技にするか3つを選択する形式です。
必殺技はターンを消費しないので、MPがあるなら積極的に使用していくのが基本戦略です。
戦闘中はガードのポイントもあり、敵の攻撃を受けるとポイントが少しずつ減少します。
ガードポイントが0になると魔女にもダメージが入るようになり、HPが0になった魔女から戦闘を離脱していきます。
序盤は苦戦することがないので、ほとんどガードポイントが削られることはありません。
レベルを上げていれば少し進めていっても、それほど苦戦することはなさそうでした。
バトルには時間制限はなく、オートバトルでも進められます。
アクション要素が苦手な人でもゆっくり考えながら戦闘でき、システム自体もそれほど難しくないので、属性同士の相関関係がわかっていればそれほど苦戦しないかと思います。
カードのレアリティは4段階
ラピライにはアプリゲームらしくガチャによる召喚システムがあります。
召喚で出現するカードのレアリティは4段階あり、「R」「SR」「SSR」「UR」の順でレアリティが高くなります。
ダイヤを使ったガチャではSR以上の排出率が高く、10連を回すと8~9枚程度がSRとSSRでした。
Rも出ますが、確率的には少なめです。
レアリティ別の排出率は次のとおりです。
- UR:3%
- SSR:17%
- SR:30%
- R:50%
URの排出率は結構な渋さだと感じます。
私の場合は50連分回しましたが、SSRは10枚ほど出て、URは0枚でした。
某ウマさんを思い出す渋さですので、課金するならそれ相応の覚悟はいりそうです。
ラピライの良い所
ラピライ全体の印象を良い点を見ていきます。
- グラフィックの出来が非常に良い
- フルボイスで耳が幸せ
- 完全新規でも入りやすい
- 魔女が可愛い
- 不具合が起こらない
グラフィックの出来が非常に良い
ラピライを最初にプレイして思ったのが、「グラフィックの精密さがすごい」ということです。
ラピライはストーリーがアニメパートと会話パート、そして戦闘とライブを含めた3Dパートに分かれています。
その中でも3Dパートではかなり細かいグラフィックの作りに驚きました。
ライブパートでは最初「アニメかな」と思っていたら、動きの滑らかさや奥行きがあることから「これは3Dだ!」と思い、グラフィックの出来の良さに正直かなり驚かされました。
バトルパートはフル3Dなのですが、ライブもフル3Dで流れるため驚きます。
アニメ版でも同じだったのかはわかりませんが、違和感のない動きをしているので通常のアニメかと見間違うほどです。
KADOKAWAが関わっているので資金的にも十分だった、という大人の事情もありそうですが、素直にグラフィックの良さは褒められるべき作品だと思います。
フルボイスで耳が幸せ
当然のことかもしれませんが、ラピライでは魔女(アイドル)によるライブがストーリーの根幹に関わってくるため、声優にとても力が入っています。
ストーリーもチャットなどの一部を除けば、フルボイスとなっています。
有名声優もちらほらみられるので、声優ファンにはたまらない作品ではないでしょうか。
ちなみに会話パートはボイスのあり・なしを選べるので、サクサク進めたい人はボイスなしで進めることもできます。
私の友人にもとある声優の熱烈なファンもいるのでわかるのですが、「フルボイスで声優の声を聴けるから」という理由で続けるユーザーがいてもおかしくないですね。
完全新規でも入りやすい
ラピライは前述のとおりアニメ、コミカライズ、ノベルとは、ストーリーが若干違うパラレルワールドの設定になっています。
そのため私のような完全新規のユーザーにも、比較的敷居は低いのではないでしょうか。
逆にゲームから入ってハマればアニメやコミカライズ、ノベルにも手を広げる人が出そうなので、良い見せ方ではないかと思います。
某ウマさんやアイマスなどにも通じるものがあります。
シリーズものではないという部分も、新規ユーザーが受け入れやすい点と言えるでしょう。
シリーズものでは「前作や過去作を知らないと入りにくい」という意識がどうしても出てしまいますからね。
魔女が可愛い
ラピライは基本的に可愛い魔女しか出ません。
主人公は男ですが、顔出しはないので女の子だけを眺められるゲームです。
キャラクターの個性もなかなか良い具合にバランスが取れているので、一人か二人は好みにどストライクの魔女がいると思います。
ストーリーも王道で、スポ根+魔法少女+アイドルのような感じで、きわどい描写も少ないので拒否感を感じる人は少ないでしょう。
ストーリーの起伏はありますが、魔女が可愛いと思いながら安心して楽しめるゲームです。
不具合が起こらない
最近のアプリゲームでよくある問題が不具合でゲームができない、またはそもそもゲームとして破綻したバグがあるケースです。
私がラピライをやっていた限りではバグはなく、進行していて困る事態は起こりませんでした。
ただフル3Dにフルボイスと結構重めな部分もあるので、端末によっては不具合が起こることもありそうですね。
私が普段プレイしているアプリゲームは、3~5分に1回くらいの頻度で強制的にタイトル画面へ戻るので、それに比べれば大した問題ではありません。
ラピライの悪い所
ではラピライでイマイチなところはどこなのか見ていきます。
- ストーリーがやや単調
- バトルがシンプルすぎて戦略性が少ない
- 独自の専門用語が出るため最初は理解しにくい
- ガチャが渋い
- 毎日90分やるのはきつい
ストーリーがやや単調
ラピライは魔女の成長を描く物語です。
物語の展開はあるのですが、序盤はゆったりと展開していると感じました。
少なくとも死人が出ることがないので安心はできますが、スピード感のある展開が好きな人にはあまり向いていないでしょう。
実際私がやっていて気になったのは、章ごとの話の進行が遅く、ゲーム全体としてテンポが悪くなっている点です。
また表現するのが難しいのでしょうが、魔獣が出てきたときに魔女たちから緊迫感が伝わりません。
そのためゲーム内では急展開なのでしょうが、ユーザーとしては感情が置いてけぼりにされた状態です。
プレイするなら自分なりに状況を具体的にイメージしないと、なかなか入り込みにくいのが残念なポイントです。
バトルがシンプルすぎて戦略性が少ない
バトル面でやや戦略性に欠ける点は気になりました。
これは難しい部分なので何とも言えないのですが、私個人としてはゲームは「かゆい所に手が届く」くらいの難易度が良いと思っています。
つまり「何も考えずに編成して出撃できるけど、すぐに厳しくなる」だから、「自分で色々考えて戦わなければならない」のが理想の難易度です。
人によって楽しみ方は色々なので一個人の意見ですが、属性による有利不利、タイプによる相手の特性との調整などもう少し調整が必要だと思います。
今のままだと「強い魔女を入れてごり押せばいい」になってしまいそうです。
かなり難しい部分なので正解と言えるものはないかもしれませんが、長くユーザーに愛されるゲームにするなら、ユーザーが楽しめる要素としてバトルを深堀してもいいのかなと思いました。
独自の専門用語が出るため最初は理解しにくい
私が新規で始めたユーザーだからでもあるのですが、いきなり魔女が戦っていて、専門用語らしきものが出てきました。
事前知識なしで始めると「???」となってしまい、理解するまでに少し時間を要しました。
また専門用語についての説明が少し後になって出てくるため、わからないことを後回しにされてしまいます。
言うなら、「授業で先生に問題を解くよう言われて解いたけど、答えは教えてくれませんでした」というもやもや感です。
完全新規の人はチュートリアルが終わって、少し進めるまでは我慢して続けてほしいと思います。
徐々に専門用語の意味や人間関係などもわかってきます。
ガチャが渋い
ガチャの渋さもあまり良い点とは言えませんでした。
最高レアのURは確率3%ですから、ウマ娘の☆3と同じだと考えればわかる人も多いことでしょう。
SR・SSRは確率が高めで合わせて47%なので、結構頻繁に出てくれます。
一方のURは全く手に入りません。
私の場合はリセマラはしない主義なので予想でしかないのですが、URを引くまでリセマラするのは中々骨の折れる作業だと思います。
ガチャが渋すぎるとライトユーザーにとっては続けるためのモチベーションが下がるので、もう少し確率は上げてほしい点ですね。
せめてURが4%、理想は5%ですが、今後運営さんがどのように対応してくれるのか見たいところです。
毎日90分やるのはきつい
ラピライには毎日のプレイ時間に応じて報酬があります。
デイリークエストとは別でプレイ時間による報酬があるのです。
しかし、全部をもらうには毎日90分ログインしていなければなりません。
人によって環境が違うので一概には言えませんが、私は「90分ログインはきつくない?」と思いました。
そもそもラピライは3Dがメインのゲームで、エフェクトも掛かっているので電池消費は早いです。
90分間プレイせずにログインしているだけでも相当な電池を消費してしまいます。
せめて60分くらいに抑えた方が良いのでは、と思いました。
ラピライがおすすめな人は
ラピライのプレイがおすすめな人は次の人です。
ラピライがおすすめな人
- 声優が好きな人
- ゲームプレイに1時間以上あてられる人
- ストーリー進行がゆっくりでも気にしない人
- ラピライが好きな人
まずラピライはフルボイスのゲームなので、声優の声を存分に楽しめます。
声優ファンの方にとっては、声を聴くだけでもプレイする価値があるゲームだと思います。
レアリティや親密度によっても会話が変わるので、色々な声を聴きたいと思うならおすすめです。
ラピライはストーリーの一話一話が長いため、じっくりやりこむと時間が掛かります。
プレイ時間に応じた報酬もあるため、一日に1時間以上ゲームができる環境にある人が望ましいです。
ストーリーはゆっくりめに進行するため、話の展開がゆっくりでも楽しめる人が良いでしょう。
話が次々に展開していく方が好みの方には、やや不向きだと思います。
そして何より大事なのは、ラピライが好きな人がおすすめです。
全体としてとても作りこまれたゲームなので序盤は楽しめるのですが、進めるにつれて中だるみをしやすい印象があります。
そこを乗り越えるにはラピライが好きでなければならないでしょう。
アニメ、コミカライズ、ノベルなどメディアミックス作品でもあるので、どれか一作品でも好きな方はアプリゲームのラピライも楽しんでくれればと思います。
さいごに
今回は新作アプリ「ラピスリライツ~この世界のアイドルは魔法が使える~」をプレイレビューしました。
まだすべてを網羅できたとは思いませんが、プレイの感想は書けたかと思います。
グラフィック面と声優にかなり力を入れたゲームで、気合が入っているという印象でした。
まだ残念な面もありますが、今後改善されていくことに期待しています!
これからもラピライがプレイされ、人気が出ていくことを楽しみにしましょう!